秩父市源蔵寺で晋山式が行われました [寺社巡り]
早朝関越自動車道を通って、埼玉県秩父市大野原の秩父十三仏霊場第六番 曹洞宗 大東山 源蔵寺に来ました。
彩甲斐街道(国道140号線)の愛宕神社交差点そばの源蔵寺では、この日前住職三回忌に伴い新住職晋山式が行われます。
写真右下に日陰になっている源蔵寺は、室町時代中期 応仁元年(一四六七)に、廣見寺(現住所:秩父市下宮地25-29)の二世 東雄朔方大和尚により開創されました。
(20121021A_genzouji_1)
源蔵寺の山門楼上に掛けられている銅鐘は、埼玉県指定有形文化財で、宝永二年(一七〇五)に大宮郷(秩父市)や蒔田村の人々により妙見社(秩父神社)に寄進されたのち、享保六年(一七二一)に源蔵寺に移されたもの。寄進された当時は、妙見社の社領内にあった泉蔵院という寺に掛けられていたと伝えられていますが、同寺が廃寺となったため妙見社神主から源蔵寺に寄進されたものとの説明があります。
(20121021A_genzouji_2)
晋山結成記念の社寺幕が掛けられ、お祝いの生花が飾られている本堂
10月20日の差定(式次第等)は、晋山行列、晋山式、晋山開堂、首座法戦式、二四世大祥忌法要、檀信徒総回向となっていますが、晋山式間際まで取材する予定です。
(20121021A_genzouji_3)
新命住職は式典に備え、源蔵寺檀家総代宅に設けられた「安下処」で支度を整えています。
檀家総代宅には、多くの世話人が集まっています。
(20121021A_genzouji_4)
晋山行列に参列する稚児行列のお稚児さんの記念撮影
(20121021A_genzouji_5)
狩衣、袴、白衣に、男の子は烏帽子、女の子は冠、足元は足袋に草履と、日ごろ着慣れない、履き慣れていない衣装は、ちょっと大変そうです。
(20121021A_genzouji_6)
本尊上経、先祖供養などの回向が行われています。
(20121021A_genzouji_7)
中央の紫衣の方丈さんは新命住職
(20121021A_genzouji_8)
お二人の方丈さんを先頭に、晋山行列がはじまりました。
(20121021A_genzouji_9)
彩甲斐街道(国道140号線)沿いの歩道を源蔵寺に向けて進みます。
(20121021A_genzouji_10)
晋山行列を見守る市民を多く見かけました。
(20121021A_genzouji_11)
源蔵寺の愛宕神社交差点前では、3人の方丈さんが雅楽器の笙(ショウ)、篳篥(ヒチリキ)、龍笛(リュウテキ、オウテキ)を抱えて待っています。
(20121021A_genzouji_12)
晋山行列の列が交差点を渡り、三門(山門)の方へ移動します。
(20121021A_genzouji_13)
60秒ほどの動画ですが、三管の演奏が入っています。
(20121021A_genzouji_14)
三門(山門)に到着しました。
(20121021A_genzouji_15)
錦幡、提灯を本堂前に据えます。
(20121021A_genzouji_16)
三門(山門)では、一人の方丈さんが晋山式の一つ山門法語の準備をしているようです。
(20121021A_genzouji_17)
本堂前では、お稚児さんの記念撮影が行われています。
(20121021A_genzouji_18)
方丈さん達や世話人の方々が見守るなか記念撮影が行われています。
後方に見えるのは源蔵寺の墓地と、さらに後方は臨時駐車場になっている寺領地
(20121021A_genzouji_19)
お稚児さんの記念撮影終了後、三門では新命住職が、各寺の方丈さん、世話人が見守る中、香を焚いて仏道に誓った言葉(法語)唱えて、三門をくぐる事への見識を述べます(三門法語)。
(20121021A_genzouji_20)
三門法語を終え、出迎えの方丈さんに導かれて、太鼓がとどろく中を三門から本堂にのぼります(大擂上殿)。
(20121021A_genzouji_21)
60秒ほどですが、大擂上殿(ダイライ ジョウデン)の動画です。
(20121021A_genzouji_22)
この後、本堂では緋衣許状伝達、仏殿法語、土地堂法語、祖堂法語、開山堂法語、新命出堂の晋山式、首座法戦式などが行われます。
コメント 0